Fcastドラマ視聴率感想

PC、スマホ、タブレットで国内ドラマ視聴率速報!独自感想も掲載。ジャニーズバラエティ視聴率も素早く更新。コメント大歓迎!検索『fcast』

【土21視聴率】夏目漱石の妻  

土曜ドラマ 夏目漱石の妻
NHK総合毎週土曜 21:00~22:13
文豪・夏目漱石のユニークな夫婦生活を描くエンターテインメント・ホームドラマ。頭脳明せきで几帳面な漱石、一方妻・鏡子は天真らんまん。正反対の二人が築く夫婦の絆とは
【スタッフ】
原案:夏目鏡子・松岡譲 「漱石の思い出」
作:池端俊策 岩本真耶
演出:柴田岳志 榎戸崇泰
制作統括:吉永証 中村高志
【キャスト】
尾野真千子 夏目鏡子 中根家の長女として父・重一から大事にされて育った。
長谷川博己 夏目金之助 帝大卒で教師になった知性派。後に漱石のペンネームで小説を発表する。
黒島結菜 山田房子 鏡子のいとこ。女学校を卒業後、夏目家で花嫁修業をする。優しくて素直な性格。
満島真之介 荒井伴男 足尾銅山の元坑夫。金之助の小説に感銘し、夏目家を訪れる。
竹中直人 塩原昌之助 金之助の養父。かつては暮らしぶりがよかったが、今は落ちぶれている。
舘ひろし 中根重一 鏡子の父。貴族院書記官長を務めるエリート。
【視聴率 全4回】
01 *9/24【10.1】「夢みる夫婦」
【作】池端俊策
02 10/01【9.0】「吾輩は猫である」
03 10/09【8.5】「やっかいな客」
作:池端俊策 岩本真耶 演出: 榎戸崇泰
04 10/16【9.0】「たたかう夫婦」
作:池端俊策 演出:柴田岳志


01
裕福な家庭に育った19歳の中根鏡子(尾野真千子)は、高級官僚の父・重一(舘ひろし)にすすめられ、夏目金之助(漱石の本名・長谷川博己)と見合いをする。金之助に一目ぼれする鏡子、一方金之助は鏡子の屈託の無い笑顔に魅了され二人は結婚、金之助が高校の教師として赴任した熊本で新婚生活を始める。家庭のぬくもりを知らない気難し屋の漱石に寄りそい頑張る鏡子。しかし失敗を繰り返しとんでもない事件を起こしてしまう。

明治時代の知識層でも、やはり結婚生活はああいうものなのか?漱石の妻から見た二人の生活に、金之助の愛の形って、さほど感じれないけど、鏡子のことはきっちりだいて、妊娠させてるのに、長旅をさせえたり、今の尺度で考えてる考えられないが、愛児ってアレが普通なんだろうな。しかし、鏡子は、よくついていってるな~。けして彼女もお嬢様で、彼の生活のペースや生き方に共感をして生きてはいないけど、踏ん張ってる感じはひしひしと感じる。こんな中で、二人はどんな生活を営むのか?2話以降も期待。
02
英語研究のため夏目金之助(漱石:長谷川博己)はイギリスに留学、鏡子(尾野真千子)は東京の実家の離れで暮らすことに。ほどなく金之助は神経衰弱で様子がおかしいといううわさが鏡子の元に届く。不安になった鏡子は、父の重一(舘ひろし)や、正岡子規(加藤虎ノ介)に相談する。月日がたち2年余りの留学を終えて金之助が帰国。金之助との平穏な暮らしを願う鏡子だったが、金之助は急に暴力を振るうような人物に変わっていた。
感想
やはり。今回も驚くことの連続。僕も少年時代に、夏目漱石の著作はいくらか読んだが、イギリスから帰ってきてからの鏡子や家族に対する長谷川博己が演じる金之助の狂気は一言では言えない。妻である鏡子が語っているのだから、ある程度の真実を含みながらも、それに対して物言えぬ錦之助の気持ちが、僕の心に、漱石曰く「俺はそこまでひどくない」と思いたくもなる。そんな、漱石に渦巻く感情を病と言われると、鏡子が前向きに対処しようとするのは、明治女の家族を守る強さかも。時として激しく、漱石は家族に当たりながらも、落ちぶれていく鏡子の父の借金問題に対する対処の仕方を見ると、教えられるところは大きい。鏡子の弟を呼び、「君と母上のことを全力で守る」といい切り、出来る限りのお金を渡し、保証人になるのを避けたのは、ぼくにそうすべきではないのか?と彼の正気な部分に、感嘆させられる。
そんな彼が、ある猫との出会いと高浜虚子の一言によって、あの傑作ができる中で、彼の変わりゆく姿が楽しい。猫の存在によって、人が変わるというのは、僕も肌身で知ってるからな~本当にスネ夫に受け入れられる。何しろ、ここからの鏡子の目を通した漱石の変化が気になる。
03
夏目金之助(漱石:長谷川博己)の書いた小説「吾輩は猫である」が評判を呼び、金之助は一躍作家として有名になる。そして金之助は教師をやめて作家になることに興味を示すが、鏡子(尾野真千子)は猛反対する。そんなある日、金之助が幼い頃に世話になった養父の塩原昌之助(竹中直人)が、夏目家にやって来る。塩原は金之助に昔のように親しいつき合いをしてくれと頼むが、金之助は金が目当てとではないかと疑う。
感想
漱石の妻が語る彼の人物像は、かなり僕の心を揺さぶる。あまりはっきりしなった、知ることもなかった漱石という人物は、精神的にはかなり薄弱で、それを覆い隠すために、妻に強くあたりながらもて、明治女の強さにすがる男性だった。彼は、小説で名声を得ながらも、それ故に、過去のつながりで、厄介な人物を招き寄せるという悲劇を経験する。しかし、その厄介を、自ら一人で跳ね避けようと試みるも、その術を講じることが出来ずに、彷徨う中で、鏡子という彼にとってもの守り神が、必死に貯めた100円と言う金が、彼を救った。漱石は、自ら「僕は強くない」と言ってはいたが、果たして、人はそれほど強くはないし、塩原自体も、漱石に金を無心しながらも、鏡子の雨の中の鬼気迫る迫力の前では、震え上がっていたのではないのかと思えた。しかし、それでも漱石は儚く散っていくんだな。最後に見せる妻が語る漱石の真実から目が離せない。
04
最近夏目金之助(漱石:長谷川博己)が女流作家の大塚楠緒子(壇蜜)と親しくしていると知った鏡子(尾野真千子)は、気分が穏やかでなかった。そんなある日、夏目家に親しく出入りしていた足尾銅山の元坑夫・荒井(満島真之介)が、鏡子のいとこの山田房子(黒島結菜)から借金したまま姿を消す。房子と荒井の行方を捜す鏡子。一方その頃から小説の執筆で忙しくなった金之助は、持病の胃の病の療養のため静岡の修善寺に行くが…。
感想
僕の中では、一人の偉人でしかなかった漱石が、人間漱石として、明治という時代に生きていた証が、妻が書いた物語の中で見事に描かれていた。小学生の頃に読んだ漱石の電気では到底語られない明治という時代を生きていた彼は見事なほどのあの時代を生きていた男性で、今の感覚では到底受け入れならない男ではあるが、時代は明治で、鏡子と房子が女性雑誌の創刊のときに、女性も人間らしくという言葉に時代背景が見えた。物語は、夏目家を見出した足尾銅山の元坑夫荒井の話が前半で、房子にとっては、荒井との意外なほどの行動を描き、金まで貸したということが描かれてる。そして、そんな中でも、鏡子は彼を疑い続けて、最後は、彼は恩を恩と思わず、夏目家を罵倒して、去っていく姿は、何とも物悲しい。その先にあったのは、漱石の壮絶なる胃潰瘍との戦いだったが、何度も鏡子が死を覚悟するほどの壮絶な場面が印象的だった。その先に見えた鏡子と漱石の穏やかな日々を、見れた時は、このドラマを見続けてよかったと思ってしまった。何度も二人の仲は、壊れかけそうになりながらも、妻の献身ぶりで、崩壊を免れたとは読み取れた。それが果たして、漱石からはどう感じれたのかとは思う気もするが、彼の著作から読み解くしかないのかな。夏目漱石のことを更に知りたくなる物語だった。

漱石の思い出 (文春文庫)
夏目 鏡子 松岡 譲
文藝春秋
売り上げランキング: 8,752

関連記事


>
2016/10/17 16:03 :Category:【尾野真千子】 コメント(4)
見応えありました。
ずっしりと見応えのあるドラマでした。
手加減のない厳しい言葉が行き交う場面もありましたが、美しいピアノの旋律に乗せて、暗く陰惨な印象に仕上げなかったのが上手だなぁと思いました。

漱石と妻鏡子のお話ではあったのだけれど、自分自身の年齢が上がるにつれて、それまで、頼るだけの存在だった親に、逆に頼られる立場になる子供の心境が現代にも通じるもので、昔も今も変わらないのねと思いました。

借金の保証人をお願いしにきた中根のお父様の場面は、今思い出しても胸が締め付けられそうです。

良質なドラマに感謝、感謝ですね。
投稿者: [ 2016/10/16 21:18 ]
金之助と鏡子の物語
見応えのあるドラマでした。

勝手に夏目漱石は寡黙な小説家だと思っていたので、こんなにも気性が荒く、気難しく、精神を病むくらい神経質な人物だったとは思いませんでした。しかも、その妻がこんなにも情熱的で力強い人物だったとは。

鏡子は、最後に房子も言っていましたが、個性的に生きる女性の先駆者のようでした。このドラマに出逢えて良かったです。小説家として大成した夏目漱石の、小説の裏に秘められた物語を知ることが出来ました。

瀕死の大量吐血を乗り越え、その後二人は穏やかな日々を送ったのかな。
鏡子は言います。「坊ちゃん」に出てくる婆やのキヨは、坊ちゃんの理想の女性。だからキヨは自分だと。本当にどこまでも鏡子らしい(笑)それに対して金之助は、少し言わされた感じもあるけど、「キヨは君だ」と答える。鏡子は金之助にとって、一番自分をさらけ出せ、甘えられる人。もうこの二人に「愛している」なんて言葉は要らないと思いました。

全てにおいて素晴らしい演出でしたが、尾野真千子さん、長谷川博巳さんなくしてはこのドラマはあり得なかったと思います。1話75分と毎回見るのも体力が入りましたが、見終わった後清々しい気分でした。
投稿者: [ 2016/10/16 14:28 ]
それぞれの想い
重く辛く悲しい回でした。

かつて物を与え続け育てた子にお金をせびらなければ生きていけない養父塩原の辛さ、実父の代わりに自分を可愛がってくれた養父にまともな恩返しを出来ない金之助の辛さ、そんな辛さを分かりつつも家族を守るために心を鬼にしなければならない鏡子の辛さ。家族を大切に、なんて簡単には言えないドラマでした。

とにかく尾野さん、長谷川さん、竹中さんの演技が凄くて。それぞれの苦しみ悲しみ辛さに満ち溢れた表情とセリフに息をのみました。

そんな重い場面の中、ぽんぽん生まれる子供たちの楽しそうな姿や、弟(金之助)想いの優しいお兄ちゃんの姿や、人形を横に寝かせ回る鏡子にほっとさせられました。

毎回見終わった後、余韻に浸ってしまうくらい力が入ってしまうドラマですが、残すところあと1回です。なんだか寂しいようですが見届けたいと思います。
投稿者: [ 2016/10/09 12:47 ]
夏目夫婦
尾野さん演じる鏡子と長谷川さん演じる金之助の自然で不器用でどこか可愛らしい夫婦に、初回から笑って泣かされました。まるで朝ドラのように半年間夫婦役をやっていたかのような嵌まり具合でした。
全4回なのが惜しいくらいです。

この夫婦の快進撃、今後も楽しみです。

投稿者: [ 2016/09/26 13:02 ]
みなさんの感想や情報





名前の複数利用不可。コメントの掲載が制限されます。

お願い☆コメント欄=楽しく意見を共有する場です。番組感想や情報をお願いします。他の閲覧者の気分を害す有名人個人に向けられた誹謗中傷、公序良俗に反するコメントを排除目的で、管理人の承認制にしています。記事内容に関係ないもの、単純な作品批判、他のコメンターに対する反論、、管理人に対するコメントなども裁量で掲載してません。以上を了解して作品に対する自分の意見、感想を書き込んでください 。
人気記事ランキング30
【全アクセス順位】
Amazon

スマホ、タブレット QR
QR
アクセス
アクセスランキング アクセスランキングブログパーツ アクセスランキング