同窓生~人は、三度、恋をする~柳健太(井浦新)、40歳。中学校の同窓会で、かつての恋人あけひ(稲森いずみ)、友人の遼介(松岡昌宏)、薫子(板谷由夏)と再会。彼らの、三度目の恋が始まる!?
【スタッフ】
原作:柴門ふみ「同窓生~人は、三度、恋をする~」(小学館ビッグコミックス 刊)
脚本:田渕久美子
監督:吉田健(TBSテレビ)
音楽 - 市川淳
演出 - 吉田健、村上牧人
主題歌 - メレンゲ「楽園」(キューンミュージック)[1]
挿入歌 - May J.「本当の恋」(rhythm zone)[2]
チーフプロデューサー - 矢口久雄、貴島誠一郎
プロデュース - 渋谷未来、河原瑶
製作著作 - テレパック、TBS
【出演】
柳 健太 - 井浦新
鎌倉 あけひ- 稲森いずみ
広野 薫子 - 板谷由夏
桜井 遼介- 松岡昌宏
【視聴率】
01 07/10【10.9】君はあれから幸せになれましたか
脚本:田渕久美子 / 演出:吉田健
02 07/17【*8.4】「2cmのキョリ」
脚本:田渕久美子 / 演出:吉田健
03 07/24【*6.3】「消せない過去・・・」
脚本:田渕久美子 / 演出:村上牧人
04 07/31【*6.2】「幸せの裏の顔…今の僕に出来る事」
脚本:田渕久美子 / 演出:村上牧人
05 08/07【*7.8】「許されない一夜…崩れてゆく世界」
脚本:田渕久美子 / 演出:根本和政
06 08/14【*7.1】「非情な現実…愛する二人、別れの覚悟」
脚本:田渕久美子 / 演出:吉田健
07 08/21【】「人生のリセットと、その代償…」
脚本:田渕久美子 / 演出:村上牧人
【01】
実家のクリーニング屋を継いだ柳健太(井浦新)は、3年前に長年勤めた大手化学メーカーを辞め、妻・冴子(市川実和子)とも離婚していた。店のサッシの引き戸を開けるやいなや、戸口に立っていた常連主婦からクレームを受ける。どのように対応していいかわからず困り果てていると、先代からのパート店員・ヤン(岡本麗)がやってきて、上手く対応する。そんなある日、『中野区立坂下中学校 第三十四期同窓会』と印刷された葉書が届く。25年ぶりの同窓会。健太が思い出すのは、中学時代ほんの数ヶ月間付き合った、あけひ(稲森いずみ)のことだった。
同窓会当日、健太は会場の中にあけひの姿を探してしまう。そこにスーツを着こなした桜井遼介(松岡昌宏)が声をかけてくる。中学時代から女子の人気者だった遼介とは、友人の結婚式以来10年ぶりの再会だ。同窓生たちの間をゆっくりと歩いていくと、広野薫子(板谷由夏)を見つけ健太は声をかける。と、不意に照明が消え、会場が暗くなり、会場のスクリーンに中学時代の写真が映し出され、健太は昔を懐かしむ。ホールの照明が戻り、拍手が起こるなか、あけひが昔と変わらぬ笑顔で声をかけてきた。互いを見つめ合うふたり…。
【02】
同窓会で再会し、わざわざ電車に乗ってまで健太(井浦新)のクリーニング店にシャツを持ってきたあけひ(稲森いずみ)。そのあけひにキスをして欲しいとせがまれた健太は「不倫なんてしちゃいけない」と拒絶するも、あけひのことが頭から離れない。しかし、あけひの持ってきたシャツに血が付いていることに気が付き、家で何かあるのではと疑惑を抱く。
数日後、屈託なくお店に現れたあけひに、健太は血のことをさりげなく口にする。なにか隠しているのは明らかなのに、あけひはハサミで切ったと言って核心に迫れない。そしてあけひは、次は健太があけひのお店に来て欲しいと誘ってくる。
一方、遼介(松岡昌宏)は、取り付く島もない薫子(板谷由夏)と会うために、ある作戦を立てる。中学時代の恩師・鮫島(柄本明)に、同窓会で集まったみんなで喜寿のお祝い会を開こうと持ちかけるため、薫子、あけひ、健太を呼び出したのだ。鮫島の家からの帰り立ち寄ったカフェで、騙されたことに憤慨しながら薫子は自分にキスをした怒りを遼介にぶちまける。しかし遼介は、妻子持ちだろうが薫子が好きだからキスをしたと堂々と言い返す。その遼介の言葉に反応するように「キスしないのは、好きではないということ?」というあけひの言葉に健太は動揺を隠せないでいた。そこへ、遼介の家から父親の清彦(清水紘治)が倒れたという連絡が入る。動揺するあけひに健太は驚くが、後日遼介からあけひの過去を聞かされショックを受ける。気になった健太は、あけひの働く美容院を訪ねていくが…
【感想】
【03】
遼介(松岡昌宏)からあけひ(稲森いずみ)の虐待の過去を聞かされ、今も何かを隠しているような態度が気になった健太(井浦新)は、吉祥寺にあるサロンを訪れる。あけひは、健太の髪をカットしながら今、好きな人がいるかという質問をし、健太を戸惑わせる。動揺した健太がイエスと返事をしたとき、本来ならば居ないはずのあけひの夫・太郎(松本利夫)が店に戻ってくる。二人の様子にただならぬものを感じたのか、太郎はあけひからカットを引き継き見事なハサミさばきを見せながら、初めての客である健太に話しかける。健太が帰ったあと、同級生だと言わなかったあけひに対し、太郎は不機嫌になる。しかしそこに薫子(板谷由夏)が遊びにきて、健太の話は立ち消えとなるが…
翌日あけひは、倒れたと聞いたもののすでに仕事に復帰したという遼介の父・清彦(清水紘治)を訪ねる。幼い頃、義父からの暴力を受けていたあけひの手当てをしていた清彦は、あけひを心から心配しており「小さい頃から我慢してばかりだったのだから、これからは思うままに生きなさい」と告げる。しかしその数日後、あけひは清彦が亡くなったことを知らされ愕然とする。
【04】
「好きな女のAはあけひのA」という質問に「ノー」と答えたことで、あけひ(稲森いずみ)に「裏切り者」と言われ、思わずあけひの手を握った健太(井浦新)。その目に涙が浮かんでいるのを見て、お互いに目をそらせなくなってしまう。
その頃、薫子(板谷由夏)に改めて交際を申し込んでいた遼介(松岡昌宏)は、とっさに振り払われて怪我をして入院してしまう。病院に遼介と薫子が二人でいてはまずいと、健太があわてて駆けつけると、そこに遼介の妻の加奈子(三浦理恵子)がやってくる。微妙な空気が流れる中、健太はとっさに気を利かせる。
あけひが家へ帰ると、代官山店の設計で頭がいっぱいの太郎(松本利夫)が設計図に没頭している。寝かしつけたはずの子どもたちが空腹を訴え、あけひがカレーを用意するが、にんじんがイヤだとミサ(須田理央)が駄々をこねはじめる。するといらだった太郎がミサ愛用のぬいぐるみをカレーに突っ込み、ミサは泣き喚き、あけひは唖然とする。.
どうしても汚れが落ちないぬいぐるみを持って、あけひは健太の元を訪れる。その足で遼介のお見舞いに行こうと、二人が遼介の入院する病院へ向かうと、そこには薫子がいた。遼介のケガのいきさつを聞くと、遼介があっさりと「ずっと好きだった薫子に交際を申し込んだ」と言う。薫子と健太が妻子があるだろうと話しているところに、遼介の担当医である整形外科医の青木(高知東生)が入ってくる。かつて同じ病院にいた薫子は、その姿を見て青ざめる。
【05】
あけひ(稲森いずみ)が太郎(松本利夫)に暴力を受けていると感じた健太(井浦新)は、あけひと話がしたいと何度も連絡をするが、あけひは電話に出ず、メールも返してこない。一方、薫子(板谷由夏)は、遼介(松岡昌宏)のお見舞いに行くが、その日は退院日で遼介の妻の加奈子(三浦理恵子)がおり、部屋へ入ることが出来ずにいた。すると遼介の担当医師である青木(高知東生)が声をかけてきて、強引に夕食の約束をさせられてしまう。とまどいながら薫子が病院を出ると、家族と一緒に帰ったと思われた遼介が声をかけてきて、そのまま健太の家で退院祝いをすることになる。.
あけひから連絡が来ない事を気にしながら仕事をしていた健太は、薫子と遼介の突然の訪問に驚きながらも退院祝いにあけひも来ると聞き、期待する。しかしそこに健太の元妻の冴子(市川実和子)が、正太(佐藤瑠生亮)が会いたがっているという話をしにやってきた。冴子が帰るのを待って、あけひが入ってきて、4人は退院祝いのパーティーでしばし楽しい時間を過ごす。
帰りのタクシーの中で、遼介は薫子を食事に誘う。それは青木が薫子に夕食の約束をした日と同じ日だった。
後日、正太を連れて遊園地にいった健太だが、会話も弾ます苦戦していた。そこに、あけひが子どもたちを連れてやってきて….

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2014/08/15 09:59 :Category:
【井浦新】
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